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2005年10月03日

icon杉の木が家の中に


 本日の昼は蕎麦。例の五色蕎麦の中の梅をつるっとやっつけたのだけれど、上品で美味いね。控え目な梅の香りが、正直な感じがして良いですな。付いてくるつゆもさらっとしていて結構であります。蕎麦と梅ですからね、身体にも良いに決まっている。尤も、今更、多少の健康のあれこれを云々するような歳ではないけれどね。
 食後にだらだらと寝転がりながら、テレビを眺める。腹くちく、横になっており、見るともなく見ている訳で、まあ、このままぼんやり昼寝に入ってしまう、というところ。ところが、本日は、少々興味を引かれることが報じられていて、目を閉じずにいた。台風の被害の話である。ただ、残念なことに、半分寝惚け気味であり、しかも、そのまま眠ってしまったが為に、目が覚めた今、話のあれこれの詳細が取っ散らかって混乱すること甚だしき有り様。こんな訳の判らない状況で何かを書こうというのが図々しいのだけれど、そもそも、私のぽんこつおつむなんざ、一年中、大混乱の渦であるからして、それにもう一息勢いが付いたという程度だとも言えるかもしれない。ううむ、愚図愚図と余計な言い訳をしている内に、言い訳自体が混乱してきましたよ。全く以て莫迦である。
 兎にも角にも、颱風の被害があったのだけれど、その中で、御主人が亡くなって悲しまれている御夫人と令息令嬢がいらっしゃったのですが、その御家庭の愛猫が、二十幾日振りに助けられた話なぞがありました。それは御主人が可愛がっていらっしゃった猫だという。ブラウン管のこちら側で眺めている老耄も、何だかしんみりしてしまいましたよ。
 その御家族に限らず、大切な人を失い、家は壊れ、道は壊れ、生活が……というより、生きる世界が滅茶苦茶になってしまった様子には、正に言葉が出ない。声が出ない。息が止まるような気がした。そんな中で、寝惚け頭の私の印象に、最も強く残ったのは、政府の指示により杉の木をたくさん植えていた結果、その杉が災害を大きくしてしまったというようなところでありました。以前に宮脇先生の御本を読んだ時には何となくしか理解していなかったことが一気に判ったような気がしましたよ。お上に方向づけられた杉の植林ではなく、自然の森なら災害から守ってくれる筈だったのでありましょう、と。国は宮脇先生の元を訪ねて、日本の木々をどのように育てていくのが良いのか、相談に行くべきでありましょう。国会議員や官僚連中の腰が重いというのなら、それぞれの区や村や何や彼やの自治体が先生に学ぶべきであります。近頃、颱風や地震が頻発しているように思われませんか。だとしたら、急いで、宮脇先生に弟子入りしてですな、本来あるべき森を育てなければならない。自治体だ何だと言っている場合ではありません。私もまた先生の御著書を拝読させて頂き、老化著しい頭に鞭打ち、少しでも学ばなければいかん。いや、本当です。本当ですよ。

投稿者 nasuhiko : 2005年10月03日 18:51

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