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2005年08月28日
影と日向
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午前中、例によって、カメラ片手にのろくさと散歩する。公園で一休みしていたら、いやにくっきりと影が出来ている処があるのに気づいた。まあ、だからどうということはないのである。所詮は影ですからね。光があって、物があれば、影もできましょう。影がなかったら、そりゃ幽霊だてんで、その方が問題だ。だから、影があって良かった、良かった、てなもんだ。不思議なものや話をテレビで観るのは好きだけれど、目の前に幽霊なんぞ出てきてもらいたくはない。尤も、出てきたら出てきたで、存外、悪くない経験かもしれないけれど。
その、地面に出来た影をぼうっと眺める。暇な人間にしか出来ない業である。そうすると、当たり前のことだけれど、少しずつその影と日向の境が移動していく訳である。そうは言っても、すたすたと進む訳ではないのであって、太陽の動きに合わせて、この境がじりじりじりじりと動いていくのであるなあ、と思いながら、眺めているから、そう見えただけのことかもしれない。はっきりと動きが判るほど、長くそこにいたわけではないですからな。
荒屋に戻ってからも、何となく、先程の、影と日向のことが気になる。気になるので、それについて、あれこれと思いを巡らしてみるのだけれど、結局、何がどうしてどうなった、というような結論がある訳じゃなし、もやもやした侭なのだけれどね。これで、何か他人様に語れるようなものが湧き出てくるのなら、私も哲学者だとか何だとか、一廉の立派な人物になれたんだろうけれどね。もわもわするばかりで、何も生まれてきやしない。けれども、これはこれでね、悪くないものです。ぼんやりとこんなことを考えながら、呑む澤乃井てえものもね、悪くないものですよ。はは、暢気だね、と。
投稿者 nasuhiko : 2005年08月28日 21:18
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