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2005年07月08日

icon途でもない


 イギリスで大変な事件が起きた。四十名に近い方々の命が失われ、七百名余りが負傷しているという。歳の所為か、こういう事件を耳にし、目にすると、震えが来る。何をしていたという訳ではなく、普通に暮らしていたのに、突然、命が奪われたり、怪我をさせられたり。途でもない話である。
 イギリスでなくて、他の国、例えば、日本であってもおかしくないのではないか、と思えてくる。テロリズムというのは恐ろしいものである。しかし、考えてみれば、戦時中にはこの国でも同じようなものであったとも言える。戦争というのは、そうやって何でもない人々が当たり前のように殺されていくことなのである。イラクやアフガニスタンでもたくさんの何でもない人々が当たり前のように殺されたのだろうし、朝鮮や越南でも何でもない人々が当たり前のように殺されたのだろう。広島や長崎でも何でもない人々がなくたくさんたくさん当たり前のように殺されたのである。それが戦争というものなのでありますよ。お国や思想家の人々は、色々と理屈を振り翳すものだけれど、戦争ということになれば、結局、普通の人々が当たり前のように殺されるのである。殺されるだけでなく、略奪されたり、陵辱されたり、凡そ人が人として決してやってはいけないようなことが当たり前のように行われるようになるのである。恐ろしいことである。全く以て人間というものは狂っている。どうしてこんなことになってしまったのだろう。楽しく明るく日々を送り、多少の軋轢があろうとも、譲り合いの精神で乗り越えれば良いではないか。大方の人は同じように思っているのではないかと思う。けれども、威張って武張った人が戦争を始めてしまう。

 あれこれ思い悩みながら、早い時間から呑み始めたもので、すっかり酔いが回ってきた。兎にも角にも、亡くなられた方々の御冥福を祈り、また、この世から、あらゆる戦争やテロや、そのような恐ろしいことがなくなるように、祈願する次第であります。普段は無宗教の老い耄れであるけれど、こういう時には、世界中のあらゆる神という神にお願い申し上げる。

投稿者 nasuhiko : 2005年07月08日 19:08

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