« ハバネロ18:無残 | ホーム | ハバネロ20:哀れ »
2005年06月18日
ハバネロ19:悲劇
![]()
衝撃である。あろうことか、ハバネロがぽっきり折れてしまった。我が目を疑う。我が目を疑って、何度も何度も目を擦り、小庭をうろうろして、また目を擦る。そんなことを繰り返してみても、目に映る光景は覆らない。嗚呼、本当に折れてしまっているのである。夢であれかし、と念ずる心がどうにも虚ろである。何ということになってしまったのか。折れたところをじっくりと眺めてみると、ぱきっと勢いよく割れるようになったのではないかと見受けられる。幾らセニョールが弱っていたからといって、自ずとこのような形で倒れる筈はない。何か外部に原因があるに違いない。ううむ。何だろう。烏の悪戯だろうか。あるいは、宇宙人面したちび猫が蜥蜴を追い掛けて走り回っているうちに、セニョ殿に衝突してしまった、ということだって、あるだろうか。この小庭に誰かが入り込んだという形跡はない。ううむ。何とか頑張っていたセニョ殿に申し訳ない気持ちで一杯だが、まだ、全てを失った訳ではないのである。残された下半分の身体で、暑い暑い夏の到来まで、何とか頑張って頂き、南米に通ずる高い気温と陽射しに力を得て、元気になってもらいたい、と切に願う老い耄れであります。そうだ。折れてしまった上半分だって、地面に植えてみれば再生しないとも限らない。駄目で元々、出来るだけのことは試みなければいけない。
午後になって、是田大師匠に報告というのか、お詫びというのか、兎にも角にも、電話を差し上げた。電話口で、はあはあ、なるほど、わかりました、と仰る。「ぼくが育てていても同じ結果になったでしょう。それに、完全に枯れてしまったわけではありませんから、これからに賭けましょうよ」というお言葉。勿論、明日からも頑張るつもりだということをもごもごとお伝えしたのだけれど、頑張る心は大きにありながら、その方法が判らないのである。全く途方に暮れますよ。取り敢えず、ハバネロくんの再起を祈念して杯を干しましたが、私の祈りは通ずるのか。そもそも、どこに向けて祈っているのか。ううむ。もう一杯、祈念の杯を重ねましょう。……更に、もう一杯……もう一杯……。
投稿者 nasuhiko : 2005年06月18日 20:39
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://bokenasu.net/mt/mt-tb.cgi/216