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2005年06月17日

iconハバネロ18:無残


 嗚呼、セニョールが愈々弱ってきているように思われる。周囲の草木を見る限り、水に濡れた葉はどんなものであれ、少しは瑞々しく活き活きとした緑に見えてくるものだけれど、セニョ殿の葉はいけません。こう、何というのか、覇気がない。しょぼくれたようになっている。あちこち齧られまくっているのは相変わらず。しかし、それよりも、しょぼくれ具合が気にかかる。齧られていることよりも、やはり、日光の不足、気温の不足が元凶なのではなかろうか、と思うのだけれど、だからといって、この天候をどうにかするような超能力を持ち合わせている訳ではないので、如何ともし難い。困った、困った、と呟きながら、うろうろと歩き回るのが関の山。全く以て不甲斐なく、全く以て情けない老い耄れである。
 それにしても、ハバネロくんの葉っぱは人気がありますなあ。この小庭にあれこれとある草の中で、一番の人気者である。他にも幾らか齧られているものもあるけれど、どれもハバネロ程ではない。南米からやってきて、この地の風土に馴染めずに苦しんでいるのに、迎える土地の者どもは、外来の唐辛子の王に臆することなく、どんどんむしゃぶりついていく。この対比が何とも不思議ですなあ。そんなことに感心している場合ではないのだけれどね。
 師匠によると、今年は蟻巻が大量発生して東京の彼方此方で植物に大きな被害が出ているそうな。虫喰いの犯人が蟻巻なのか蛞蝓なのか、将又、他の者なのか、未だ判然としないものの、孰れにせよ、こんな年にやってくることになってしまったのは、セニョールくんにとっては因果な巡り合わせだとしか言い様がない。だが、しかし、私は決して諦めてはおりませんぞ。諦めてはおりませんけれど、どうすれば良いのか方策が知れず、どうにもこうにも途方に暮れているのであります。何とも滅入りますなあ。はぁ。

投稿者 nasuhiko : 2005年06月17日 19:24

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