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2005年06月10日

icon暗い空


 雲行きが宜しくないせいか、こう、気が鬱々として塞ぎ気味である。塞ぎ気味である、などと自己分析していると、ますます塞ぎの虫が活発化して悪循環。滅入るばかり。愚痴を零していても限りがないので、何か気が晴れることをしようと思うものの、思い付くものがない。厭だねえ。
 何か気を紛らすようなものはないだろうか、と家の中をうろうろしてみるけれど、何もみつからない。そもそも、うろうろすると言ったって、この狭い家じゃ、高が知れている。本棚を覗いたり何だりかんだりするうちに、自棄糞気味に、掃除でも始めよう、という気になった。埃の積もった脳みその、埃の積もったじじいには、埃が積もった部屋が丁度良い、なんぞと嘯いて、普段は滅多に掃除などしないのだが、人間の心というものは妙なものである。長柄の箒を持ち出して、乱雑にあちらを掃き、こちらを掃き、と、やることが雑なものだから、埃が立つばかりできれいになっていくという気がしない。けれども、行き掛かり上、一通り、掃いてしまわないと気が済まないような気分になっているもので、この馬鹿げた状況、馬鹿げた振る舞いにむかむかしてきているのに、懲りずに、掃き続ける。小一時間ほどもどたばたした結果、掃除は終わったことにした。きれいになったかどうかという点については考えるのは止しておく。きれいになったところもあり、却って混乱が増したところもあり。
 一段落して気持ちよく酒が呑めるかと思っていたのに、乱暴にやっつけたせいで、心の中に波風が立ってしまい、少しも気分が優れない。一体、私は何をやっているのでしょうな。馬鹿馬鹿しくて、馬鹿馬鹿しくて、呆れてしまう。みんな、あの濁った空模様がいけないのである。八つ当たりも甚だしい。気持ちよく呑むどころか、寧ろ、自棄酒のような有り様。自分でも全く訳が判らない。

投稿者 nasuhiko : 2005年06月10日 22:06

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