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2005年04月28日

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 蜥蜴、蜥蜴と言い習わしてきたけれど、蜥蜴にもあれこれあるのですな。先日の、ちび公くんに酷い目に合わされていた、彼の者は、本当は蜥蜴ではないことが判明した。『新世紀ビジュアル大辞典』で、また一つ、新しいことを学んだ訳である。あれは、金蛇というもののよう。蜥蜴てえ奴は、もそっとぴかぴか光沢を持っており、金蛇と比べれば幾分色鮮やかな印象。勿論、金蛇だって蜥蜴の一派なのだけれどね。近頃私が見かけるのは、全て金蛇なのですな。記憶を辿ると、我が幼少時にはつやつやと輝く蜥蜴もたくさんいたことを思い出した。蜥蜴も金蛇も一緒くたに蜥蜴と呼んでいたのですな。子供社会では大差ない扱いであったのですよ。けれども、今ではこの界隈からは姿を消してしまったようだから、恐らく、今の子供たちにとってみれば、蜥蜴は貴重な種ということで、人気があるかもしれない。尤も、今時の子供たちは蜥蜴なんぞに興味はないかもしれないけれど。

 金蛇には金蛇の、宇宙猫には宇宙猫の、そして、老い耄れには老い耄れの、それぞれの人生があり、それぞれの価値観がある。だから、金蛇を玩ぶちび猫の姿を批判することはできない。金蛇が喜んでちび猫の遊び相手になってやっているという可能性だって、全くない訳ではない。何しろ、猫の心も、金蛇の心も、私のような鈍感な人間には計り知れないのだから。それに、遊びに飽いたら、金蛇のことなんぞ忘れて、とっとことっとこ、どこか別のところへ遊びに行ってしまったかもしれず、金蛇は、やれやれ、全く子猫てえやつは質が悪いね、などと、ぼやきながら、尻尾を失くしはしたものの、存外元気に自分の巣に戻っていったかもしれないではないか。
 孰れにしても、この自然界の全ての出来事を理解しようなんてことは、端から不可能なことなのであって、そこにある現実を、ああそうですか、ほほぅそんな具合ですかねえ、と受け止めるしかないのかもしれぬ。尤も、それは自然界に限ったことですけどね。人間のやることは、話が別だ。人間てえものは、自然界からやってきた筈なのに、いつの間にか、壊れてしまった。もう今では「自然」という言葉には人間は含まれておらんのであります。善いことなのか、悪いことなのか。判然としないけれど、兎にも角にも、無条件に信じたり受け容れたりはし難い存在になってしまったことだけは確かである。戦争をしたり、あるいは、戦争をしたり、また、時には戦争をしたり、そうかと思うと、忘れた頃に戦争をしたりしてね。環境を汚染したり、あるいは、環境を汚染したり、また、時には環境を汚染したり、そうかと思うと、忘れた頃に環境を汚染したり……ああ、限りがない。嫌な世の中だねえ。

投稿者 nasuhiko : 2005年04月28日 17:43

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