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2005年04月14日

icon快晴・快哉・再会・幸い


 雲一つない、というほどではないけれど、日光が眩しいほどの晴天である。ぼんやりと雨続きで薄墨色の空に慣らされた目には痛いほどの輝き。春はこうでなくてはいけない。今まで、自分がそれほど天候に左右される人間だと思ったことはなかったが、先日来の鬱した気分とどんよりとした空模様とは関係があるのではないか、という気になってきた。現に、ほれ、本日のように晴れ渡れば、気分はすっきり。というか、ほぼすっきり。まあまあすっきり。ううむ、じっくり考えてしまうと、それほどすっきりしていないような気がしてきてしまう。いやいや、けれども、昨日までよりは、かなり改善されているのは確かである。
 午前中から辺りをうろうろした。あちらこちらで色鮮やかな花が開き、爽らかな萌葱色も目映い。春は気にけり。今更ながらそう思う。そうそうそうそう、そうなのである。ちび猫を発見しました。全く以て、猫なんざ、気紛れなものである。心配するに値せぬ。あれこれと慌てふためいていた己が身が如何にも莫迦みたいではないか。まあ、実際、莫迦なのでありますがね。
 件の、宇宙人面をしたスパイ猫は、白豚の如き、あるいは、白熊の如き、恰幅の良い猫と広場で追い掛けっこをしておりました。宇宙猫が白豚を追い掛け、次は、白豚が宇宙猫を追い掛け、暫く休憩。また、宇宙猫が白豚を追い掛け、続いて、白豚が……と、そんなことを繰り返していて飽きる様子がない。ベンチに座って、一頻り、その姿を眺めたが、馬鹿馬鹿しい猫たちであるなあ、と思うものの、その一方で、何とも言えず、幸せな気分にもなる。不思議なことだ。こちらを振り向いたときに、スパイ猫が一声、にゃんとないたけれど、それは、暫く振りだな、あるいは、じじい、生きていやがったか、という意味だったのか。兎にも角にも、私の顔を覚えているように思われた。それが、嬉しいことなのか。そんなことが嬉しいのだろうか。正直に申せば、かなり嬉しい。全く莫迦なじじいだよ。

投稿者 nasuhiko : 2005年04月14日 19:37

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