2005年03月23日
東京に大地震が来ないのは
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先日の九州での大地震は、専門家も予想だにしないものだったと言う。では、専門家は神戸や新潟や北海道での大きな地震を予想したのか、というと、正確に予想などしていないわけで、結局、地震というものはまさに天変地異、人知の及ばぬものなのだ、ということなのか。
そろそろ東京に大きな地震が来てもおかしくない、というような、遠回しとは言え、かなり警告色の強い発言をする人々がおりますな。実際、科学的に、とか、統計的に、ということでは、そうなのでありましょう。私のような科学音痴の頓珍漢には判る筈もない話。なのであるけれど、近所の工事現場を眺めていて、ふと、老い耄れた頭に閃いたことがある。東京てえところは、年がら年中工事をしているところ。税金を無駄遣いしたくてしょうがない連中が年度末になるとあっちこっちの道路を掘っ繰り返し始める。税金が誰のもので何に使われるべきか、というような論議は、お若い人々にお任せするとして、三月が近づくと街道から小道まであちらこちらの道という道が工事の穴ぼこだらけになるのは、東京に長い人なら誰でも知っていることでありましょう。
よぼよぼと覚束ない足取りで散歩していると、目の前にはまた工事現場である。作業服に身を包んだ人が棒を振り振り脇に立っていて、ああだこうだと指図したり、気が良い人だと、すみませんねえ、と頭を下げてきたり。兎にも角にも、歩行者は板切れの上を歩かされたり、黄色と黒の策みたようなもので区切られた狭いところを歩かされたり。自動車は迂回させられたり。全ての工事に意味がないとは言わないけれど、全ての工事に意味があるとも思えない。工事現場に指し掛かる度に、何だか釈然としない気持ちが起こるのを禁じえない老い耄れじじいである。
ところが、今朝、夢の中で突然の閃きが与えられたのである。私の目に随分年長に見えたのだから、恐らく、百歳は優に超えているだろうと思われる白髪で白髭を伸ばした、がりがりの老人が、杖を振り回しながら、教えてくれたのである。御老人曰く、君のような若造にはわからんかもしらんが、東京に大地震が来ないのは、年中、工事をしておるからなのだぞ。あの、一見無駄な工事の度に、地中に鬱屈したエネルギーを少しずつ放出しておるから、大地震を起こすほどのエネルギーが溜まることがないのである、と言う。本当だろうか。そんな筈はないとは思うものの、万々が一本当だとしたら、地震の専門家に教えてあげた方が良いのではないだろうか。だが、伝えるにしたって、まさか、夢の中で痩せこけた白髭の老人に教わったのだよ、と言うわけにもいかないだろう。ううむ、どうしたものだろう。
投稿者 nasuhiko : 2005年03月23日 18:41
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