« 神風は吹き続ける | ホーム | 馬の油3 »
2005年03月14日
その花は
その花は俺様のものである、と
貴様なんぞに用はないぞ、と
どこからともなく現れた鶫が
胸を張り 天を仰ぐ
左様ですか、では、私は退散致しましょう、と
爪先を翻したところ
小太りの猫が枝を一息に駆け上がる
間一髪 鶫は這々の態で飛び去った
梅の花は鶫のものではなく
ましてや私のものではなく
猫のものでもない……と思ったその刹那
遣り場のないしくじりを振り払うかのように
花に齧り付いたちび猫
ああ その花は誰のもの
投稿者 nasuhiko : 2005年03月14日 23:14
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://bokenasu.net/mt/mt-tb.cgi/127