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2005年03月11日
CD46枚分の
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新聞をつらつらと眺めていたら、何とも面白そうなものを発見した。『ご存じ古今東西噺家紳士録』という、膨大な落語のデータベースのような代物である。あれこれの記録もさることながら、何よりも魅力的なのは、256席、CD46枚分の演目が収められているというところ。CD一枚にCD46枚分のものが収まるだろうか。全く以て理不尽な話だが、例によって、コンピューターの世界は謎に満ち満ちているわけで、案ずるよりも買うが易し、ということになりそうである。
圓生が亡くなってから、何となく落語から遠ざかっていたけれど、急にまたちょいと熱が出てきましたよ。新宿に出て、一杯二杯引っ掛けてから、末廣でも冷やかしてみようか。そんな気になったりしてね。昨日の夜にはそう思っていたんだけれど、今日の雨は随分冷たそうだ、なんてんで、ぐずぐずうじうじしているうちに、すっかり日が暮れてしまった。しょうがないから、本日は寄席は諦めて、濡れそぼつ荒れ庭を肴に澤乃井をやる。どこかに圓生や志ん生のレコードがあったと思うんだけれど、どこへ行ってしまったかね。
志ん生、文楽、圓生、みんな亡くなってしまいましたねえ。そう言や、志ん朝さんももういない。今は、どんな噺家がいるんだろうね。こぶ平が正蔵を襲名するなんてどこかに書いてあったけれど、あの子の落語なんざ見たことがない。そんな大きな看板を戴いて大丈夫なのかね。余計なお世話ですか。確かに、余計なお世話でござんしょう。気になるんなら、寄席にお運び頂いて、御自分でお確かめ下さいませってね。
この際だから一つ白状しますよ。ぶすっとしていて面白くない、なんて言われることが多かったもんでね、実は高校生の時分に、家でこっそり落語の練習をしてみていたんですよ。そうすりゃ少しは明るくなって、みんなに溶け込み易くなるに違いあるまい、なんて。今、考えると、中々に純情で、いじらしい話じゃありませんか。ところが、あなた、これが意外と難しくって。相当頑張ったんだけれど、三月と持たずに断念しましたよ。今さらながら、何だか照れ臭いですな。はは、お恥ずかしい限り。
それにしても、丸ノ内線で何度かお見掛けした圓生師匠は、ちょいと意地の悪そうな、良い面構えをしておりましたなあ。もう生の圓生を見られないかと思うと、熟、残念だ。ばかうまってね、あの顔が突然浮かんできましたよ。今となっちゃ、笑えるよりも泣けますね。
投稿者 nasuhiko : 2005年03月11日 19:09
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