« ファイテンの効果のほど2 | ホーム | 交換音楽03 »
2005年02月13日
ライヴハウスでギグ07
![]()
やっと調律師さんが来てくれた。一頻り、ポロン、ポロン、ポローン、カン、カン、カーンなどと、調整していき、一段落するとビャラリラリラリーン、ボーン、ビャラリラリラリーン、ビャーン、などと全体の様子をみる。何年振りかに目にする光景、耳にする音は、何だかとても懐かしい気がした。マリがお茶を淹れ、菓子を用意する姿を思い出したり。ああ、そうだ、私もお茶の用意などせねばならないのであった。そうは言っても、手頃な茶請けが見当たらない。思い切って、コチュジャンを出してみようかと思ったが、いくら何でも、それは非常識に過ぎるであろう。どたばたしているうちに、作業は終わってしまった。さて、とお茶を出そうかと思ったところ、お忙しいようで、とっとと帰られてしまった。何とも拍子抜け。
調律されたピアノは、その外観の古さこそ変わらねど、何となく、ぴかぴかに一新されたように思えてくるから不思議である。ポロン、ボロン、と鍵盤を叩く。先日までとは打って変わって、素人耳にも判るほど、少しく透き通った音になった。さあ、始めようではないか。
曲目だが、先日からじっくり考えに考えた結果、バッハのインベンションの一番に挑戦しようと思っている。御存知の方も多かろうが、実に精緻で美しい曲である。敬愛するバッハの作品の中でも、愛聴している作品の一つ。家内もよく弾いていたけれど、私は繰り返し聴いている高橋悠治とグールドを師匠としよう。先方からすれば、こんな枯渇しかけた老耄に師事されても迷惑なことだろうが、押し掛けていって云々するわけではなく、心の師と仰ぎ、CDを繰り返し聴くだけのこと、先方には私が弟子になったことはわかるはずもない。『日和見』に行って「私、この度、高橋悠治先生に師事してピアノを始めることに致しました」と報告してみようか。
練習開始の祝いに何を呑もうか、という段であるが、バッハと言えばドイツ、ドイツと言えばワインなんだろうけれど、ワインねえ。ワインも嫌いじゃないのだが、ワインてえものは独りで呑むとなると限りをつけるのが難しいからね。一本呑み終わったところで、もうちょっと呑みたい。だが、もう一本は幾ら何でも無謀である、というような。調子が悪い時には、一本すら空けられないこともある。ワインは却下しますか。ううむ、何を呑むのが宜しかろうか。
投稿者 nasuhiko : 2005年02月13日 13:57
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://bokenasu.net/mt/mt-tb.cgi/98