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2005年02月28日

icon水てえもの


 近所のコンビニエンス・ストアで水が売られている。近所の自動販売機でも水が売られている。今では少しも珍しくない光景である。買われたことがある人も少なくないであろう。何しろ、国内外の数多のメーカーから発売されていて、あれだけたくさんの種類があるのであるからして、それは紛うことなく、それを買わんと欲する人がいるのだ、という証左である。実を言えば、私はあの手の水を買ったことがない。水を買うだなんて、ねえ。あの手の水を購入することには、どうしても抵抗がありますな。だって、水ですよ、水。蛇口を捻ればじゃーと出てくる、あの水。勿論、少なからず……いやいや、大きに中身は違うってことは百も承知。けれども、水は水ではありませんか。スナックなんかで、ボトルを入れて水割りを呑もうと思えば、ミネラル・ウォーターなるものを売りつけられる、ということは大昔からありましたとも。けれども、それとこれとは話が違う。コンビニで水を買う人々が、皆、家に帰って、あれで水割りを作る、なんてことはありそうにない。勿論、中には、水割りを作る人だっているでしょうけれどね。ああ、そんな話じゃないんだね。
 こんなことを言い出したのは何故かというと、我が家を訪れた知人が、上がり込んだ途端に、「水ください、水、水」と水道水をコップ一杯勢いよく一気に飲み干し、「ああ、ここいらの水はうまいね」と言ったことに端を発する。その知人は、蒲田に住んでいるのだけれど、蒲田の水はまずくてかなわん、けれども、水を買う気にはならない、仕方なしに、浄水器をあれこれ試してみているけれど、なかなか気に入るものがない、と、そんなことを言う。
 白状すれば、我が家の水道にだって、簡易な浄水器が取り付けてあるのである。つまり、ここいらの水だって、昔ほどうまくもなければ安全でもない、と、私自身が思っているという証拠。それでも、良次郎くんは美味い、と言う。ううむ。

 彼が帰ったあと、澤乃井をちびちびやりながら、あれこれ考える。今でも、東京にだって美味い水があって、だからこそ、澤乃井のような美味い酒ができるのだ。うちの水も、昔に比べれば化学臭い匂いがするような気がするけれど、もしかすると、それは錯覚なのかしらん。何とか調べる手立てはないか、と頭を捻る。蒲田から水を汲んできてもらって、飲み比べでもしようか。で、その足で、澤乃井の膝元、青梅の方に出向いて、そこいらの水と飲み比べて、なんて。
 そもそも、水の美味さとは何なんだろうか、と思い、インターネットを検索する。面白いものを発見しましたよ。おいしい水検査セット。良いじゃないですか。早速、注文させてもらいました。これで、私のような、素人にもすっきりとわかる結果が出ることになりましょう。楽しくなってきましたなあ。

投稿者 nasuhiko : 2005年02月28日 17:43

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