2005年01月21日
男の料理12
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居住者同様に老化が激しい荒家ゆえ、あちらこちらから隙間風が入り込み、それを気にし始めると留処ない。肩口からすうすうと全身に寒気が走るようだ。こんな夜は、暖かいものを食べて、アルコールでエネルギーを補給して、とっとと寝てしまうに限る。
あれこれ考えた末に、今日もまたチョ・カムヨン先生の「納豆と豆腐のチゲ」と参ります。毎日毎日喰っても飽きることのないほどのお気に入りとなっているけれど、そこに更に一工夫しようではないか、という豪儀。まあ、大した思いつきではないんですがね。ズッキーニの代わりに胡瓜を入れてみようという趣向。恐らく、ズッキーニてえものは西洋胡瓜みたようなものだろうから、うまくいかないわけがない。今や、手足れと言っても、強ち嘘とも言い切れない、という程度の腕前であると自負する奴吾。淀みなく作業は進み、あっという間に完成してしまった。ふふん。
田苑をコップに注ぎ、コチュジャンを脇に用意して、早速、食しましたとも。これが、何というのか、ううむ、少々期待外れと言うべきなのか、あああ、言うべきなのであります。何だろうね。どうも薄ら水っぽいとでもいうのか、いや、参ったね。食感も落ち着かない。こんなことなら、却って胡瓜なんざ入れない方が良かった。決してまずいということではなく、寧ろ、美味い喰い物ではあるのだけれど、今まで食べていた胡瓜抜きのものの方がはるかに美味い。
幸いにして、手元に昨日作ったコチュジャンがあるではないか。そうなのだ。コチュジャンがあるのである。早速、かなり多めに、そうさね、小匙山盛り一杯分ほども入れてみた。いやあ、美味い。急激に深みが出た。唸らざるを得ず。素晴らしい。飲み込んだ後に、口の中がひりひりするけれども、つらい辛さではなく、寧ろ、もう一口、もう一口、と病みつきなる類の辛さである。どっと汗が流れてきた。血行が良くなっている験だ。口の中が麻痺してきた感じがする。おお、それでも、箸は止められない。これが韓国料理の醍醐味ではないか。ううむ、嫌だね、とうとう目が回ってきたよ。
それでは、みなさん、今宵は、こんなところでご機嫌よう、さようなら。
投稿者 nasuhiko : 2005年01月21日 21:34
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