2005年01月20日
男の料理11
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田村師匠からいただいた、韓国の唐辛子ときび砂糖を使って、コチュジャンを作る。既に一度やったことがあるので、本を眺めながらとはいえ、お茶の子さいさい、お手並みを御覧じろ、てなものである。主要な材料を放り込んでから、鍋を煮立て、掻き回し続けるのだが、驚いたことに、その際の香りが、前回とは全く異なるのである。ちゃんとした材料を用いればそれだけの効果があることは歴然。師匠への感謝の念を新たにする。それにしても、このきび砂糖というのは、黒砂糖とは違うのですかね。かなり似ているように思える。ぺろりと舐めてみても、黒砂糖とそっくりだ。黒砂糖をざっと精製したものなのかね。よくわからない。韓国唐辛子も舐めてみたが、こちらは辛さが少なく、前にみかけた甘口というやつなのかしらん。煮立て、掻き混ぜれば掻き混ぜるほどに、前にも増して、香ばしい、これだけで丼飯が喰えてしまいそうな、食欲を直截に刺激する匂い。
出来上がったものは、以前とは比較にならない。やはり、きび砂糖というものを使用したのが大きいのだろう。大幅に甘味が増したし、何よりも、深みがある。辛さは控えめなので、微細な味わいがわかるようになったということもあるだろう。ぺろり、ぺろりと……これだけで立派なつまみになる。そうは言っても、それではあんまり。胡瓜をぶつ切りにして、出来立てほやほやのコチュジャンを塗って食す。美味いのお。ついでに、奴にもつけてみよう。こちらも美味い。素晴らしい。
さて、腰を落ち着けますか。今宵は暫く振りに田苑といきましょう。ふふ、たまらんね。もう一杯、もう一杯と、重ねる杯。ああ、これは間違いなく一つの幸福の形である。
冬木に風 杯の月揺れる
投稿者 nasuhiko : 2005年01月20日 19:18
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