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2004年11月15日
ふなで
まず、学習したのはホームページをあれこれと見て回ることであった。そこにあるのは、私の想像だにしなかった光景である。善悪新旧入り乱れ、言葉も写真も映像も音楽も入り乱れ、私もあなたも入り乱れ。宇宙の創世時の混乱は斯くあらんか、というようなカオス。少なくとも、私の目にはそのように映じたのでありました。
手取り足取り……本当に足を取られるわけではないですけどね……師匠に操られ、この文章をご覧なさい、こうすれば音楽が聴けますよ、などなどと、インターネットを探検した。楽しかった。楽しかったよ。
夜、一人きりになって、またインターネットをやってみた。あれこれとクリックして回るうちに、とんでもない、お下劣なところに辿り着いてしまった。目を覆いたくなるような、と、そんな形容が相応しいのだろうけれど、実のところ、私は目を覆うどころか、目を皿のようにして文章を読み、写真を眺めたのであります。お恥ずかしい限り。七十を過ぎてなお斯様なものに惑わされるじじいであります。誠にお恥ずかしい限りであります。
そんなさもしい根性が発露したからだろうか、突然、我がコンピュータは発狂してしまった。機械が発狂というのもおかしな話だが、ウィンドウが次々に開き、私が急いでクリックして、閉じようとしても、開いていくものの方がはるかに多いのである。画面を覆い尽くす、お下劣画像を満載したウィンドウ群。自らの邪悪な魂を眼前に突き付けられた思いであった。呆然としているうちに、コンピュータはうんともすんとも言わなくなり、私はもはや何を為すこともできなかった。
のちに、このような状態をフリーズと呼ぶことを知った。言い得て妙。正しく、その夜は心の凍りついた夜であった。
投稿者 nasuhiko : 2004年11月15日 00:00
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